マッサージ整体なら大阪心斎橋の爽体庵の健康コラム(椎間板ヘルニア編)

今回のテーマは椎間板ヘルニアと腰痛の関係です!

谷川(以下谷)「さて椎間板ヘルニアって聞いたことありますか?」

あなた(以下あ)「ええ、3年前に”2時間ドラマの帝王”の船越英一郎さんがくしゃみをして腰に激痛が走り入院したっていうニュースを聞いたことがあるが、確かあれ椎間板ヘルニアって言ってたような」

谷「そうです。実は私自身も10年前に腰痛と足のしびれがあり、MRIで椎間板ヘルニアと診断されたことがあります」

あ「あれはかなりの激痛らしく、船越さんも動けなくて緊急入院したって言ってたし、それで何が嘘なの?」

谷「結論から言えば、腰椎椎間板ヘルニアと腰痛とは関係ありません」

あ「ん〜?椎間板ヘルニアになったら、腰痛という症状は当たり前なのでは?よく意味がわからないですけど・・・」

谷「ではまず椎間板ヘルニアの原因から考えましょう」

あ「えっと重たいものとか持って姿勢が悪いと腰が圧迫されてなんかムニムニって出てくるっていうやつ?」

谷「まあそんな感じでしょう。イメージで言えば背骨と背骨の間に”どらやき”が入っていて、加齢や圧力がかかったりするとその”どらやき”が潰れて中から”あん(=椎間板)”が出てきます。その”あん”が横に走っている神経を圧迫して腰痛や足にしびれを出していると言われています」

あ「”どらやき”ならほんわかイメージでわかりやすいです。そんな”あん”が飛び出てきて背骨の構造がおかしくなって腰痛になるのは当たり前でどっかおかしい?」

谷「と言うことは椎間板ヘルニアの状態の人は腰痛であり、逆に言えば腰痛の無い人は椎間板ヘルニアでは無いでファイナルアンサー(以下FA)?」

あ「それは椎間板ヘルニアになれば誰でも腰痛や足のしびれなど何らかの症状がでるのだから、逆の健康でピンピンしている人の椎間板が飛び出ている訳がないのでイエスでFA」

谷「残念。答えはNOです。
1995年の国際腰痛学会で受賞したカナダの研究チームの報告があります。
腰痛の無い健常者をMRIで撮影したところなんと76%の人が椎間板ヘルニアと診断されてしまいました

あ「つまり腰痛の全く無い人でも4人に3人はヘルニアが飛び出しているといると言うこと?」

谷「そうです。腰痛の人でもヘルニアの人もいればそうでない人もおり、腰痛の無い人もヘルニアの人もいればそうでない人もいる。つまり椎間板の状態と腰痛は関係ないです」

あ「じゃ〜椎間板ヘルニアって一体なに?」

谷「椎間板ヘルニアは年齢が高くなるとともに増えてきますので、老化現象の一つとも言えます。シワが増えるのと同じこと。シワが増えてもどこも痛くないでしょ」

あ「これもやっぱり日本は遅れているの?」

谷「カナダの研究は健常者の椎間板ヘルニアの割合は76%でしたが、その他の国でも20〜50%ぐらい存在するという研究はたくさんあります。
また原因と言われる「重いものを持ち上げる」「重いものの運ぶ」「体をひねる」「体を曲げる」などという動作で椎間板の変性(=おかしくなる)を研究したところ関係ないという結論がでました。
今までは腰痛と症状がある人を中心に研究していたのが、ところで健常者はどうなってるの?を調べるようになったら従来の考え方の間違いに気づいていったという経緯があります。
現在アメリカの腰痛診療ガイドラインでは椎間板の変性(潰れている等)は科学的根拠の無い診断名とされてしまっています」

あ「椎間板ヘルニアって怖いイメージがあったが、これからは単なる”シワ”と思ったらいいのね」

谷「そうそう。
ちなみに日本では石川県の加茂整形外科医院の先生は頑張っていて、HPでは他の整形外科の医者が見たらびっくりするような内容で”ヘルニアが原因まだそんなこと言っているの!こんなことは医学の常識!骨や椎間板が神経を圧迫しても痛みは生じません!ヘルニアが原因で神経が炎症を起こして痛みやしびれが生じることはありません!”と言い切ってます。

あ「へぇ〜。医者の中にもいるのね。でも医学の常識といいつつ異端児扱いされていそう」

谷「ん〜たぶんそうかも。海外の論文の研究をしている人だから矛盾に気がつきやすかったんでしょう。
さて今回は椎間板ヘルニアと腰痛は関係ないという話でしたが、これはその一部にすぎず、矛盾した事例はまだまだたくさんあります。そして腰痛情報の嘘もまだまだ山ほどありますのでまたの機会に」


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