腰痛の患者さんで「腰が痛いから腰を押して下さい!」って言われることありますが、どうでしょう?
腰が痛い・張ってる・重い・だるいでリラクゼーションに行って腰を押してもらい、取りあえずちょっとマシかなぁ・・・ですぐに戻ったりします。
腰が痛くて腰を押すのは”超その場しのぎ”ですよ!
えっ!?でも自分で腰を触っても筋肉カチカチなんだから押してゆるんだら良いのではないですか?
残念ながら腰が硬くなって痛いのは結果であって、原因では無いことが多いです。
なので結果的に硬くなった腰を一生懸命ゆるめても対処療法なので、原因にアプローチしなければ元にすぐ戻ります。
ちょっと古いですが雑誌「ターザン2013年9月12日号トレーナー100人が選ぶストレッチ症状別部位別本当に効くランキング!!」で腰痛のストレッチの第1位は・・・
「大臀筋のストレッチ」でした。
え?腰痛なら腰の筋肉(腰方形筋・腸腰筋など)のストレッチが1番じゃないの?って思いますよね。
でもトレーナーに「痛みの緩和」「負担の軽減」などの観点から選ぶと股関節周り(お尻)の筋肉”大臀筋”をゆるめることが、腰痛への1番効果があるストレッチというアンケート結果でした。
という訳で腰痛と股関節の動きはメチャメチャ関係がありまして、
股関節の動きが悪くなる⇒腰痛
はかなり多いパターンです。
何かそう言われてもねぇ~あんまりピンとこないわ。
ではなるべくわかりやすく説明します。
前提として腰痛はイメージで「腰を使いすぎ・疲れすぎ・負担重過ぎ・動きすぎ」な超ブラック企業?部位?でハードワーク&疲労困憊状態で悲鳴を上げていると考えます。
ひとつの身体の中でさぼりまくりな部位があり、それをカバーする為に腰が大活躍で悲鳴を上げたと考えます。
立った状態で床に手をつけるような動作の前屈をして腰が痛い!ってありますよね。これはなぜ?
股関節後ろお尻の臀筋がカチカチのさぼりまくりで「股関節は動きたくないです~お尻の筋肉伸びる気ありません~」ってなってしまったらどこがカバーします?
そうです!前屈するには腰が頑張って動かないと!ってなります。
少しぐらいのカバーなら大丈夫ですが、それが続くと腰もう限界無理です!ってなり腰に痛みが走ります。
これが腰痛が結果で原因が股関節の動きの悪さになります。
腰痛で腰を押しても、股関節の動きが変わらなければすぐに戻る理由です。
ちなみに身体を後ろに反って痛い後屈は股関節の前側(太もも前)がカチカチが考えられます。
最近のコメント